先日、深夜に「亀は意外と速く泳ぐ」がやっていたので
録画して観てみた。
平凡な主婦のスズメ(上野樹里)は平凡な日々に飽き飽きしていたが
ある日、スパイの募集チラシを見つける。
早速、スパイの面接に行ってみると、仕事内容は「平凡に暮らす」こと
しかし、いざ平凡に暮らそうとすると、なぜだか目立っていってしまう。
そんな中、スパイとしての最後のミッションが発動される・・・。
と、いった内容。
所謂、不条理コメディ映画のカテゴリー。
平凡さを表現するために、平凡なカットや平凡な町、平凡な商店街
そこに暮らす平凡な人たちを表現するために、非凡な才能が発揮されている。
序盤は平凡すぎて、観るのをやめようか・と思ったが、それがこの映画の趣旨だと
解ったので、がんばってみた。
スパイの募集あたりから面白くなってきた。(岩松了・ふせえりが良すぎます)
と・いうよりこの映画、役者が豪華すぎ。ほとんど舞台俳優じゃん。
やはりコメディは舞台俳優の「間」が絶妙だな・と再認識。
過剰演出があるわけじゃないので、ゆる~く観られるのも特徴。
不条理ものなので不条理なのだが、本当に自由奔放に不条理だな。
例えば、ずっと住んでいる小さな町にあるパーマ屋を初めて見つける、とか
スズメが好きなラーメン屋に親友のクジャクを初めて誘ってみるとか
トイレの排水口にイカが詰まっているとか。
不条理はリアリティがあり、そこに不条理な結果があるからこそ不条理なわけだが
不条理に不条理を重ねると、もうファンタジーだ・それは。(それはそれでおもしろいが)
この作品においては、平凡さの演出がリアリティなわけだが、あともう一押しって感じがした。
でも、あまり説明てきになりすぎると、映画としてのテンポが失われるので
まあ、いいのか。
でも、設定が雑だなって思われかねないので、どーしたものか。
キャラがたってる。うまい。でも、あの尺の中だともったいないくらい魅力的な
キャラ数だな。生かしきれてない。とくにクジャク。
まあ、あまりクジャクが立ちすぎると花とアリスになっちゃうので(ならねーよ)
いいと思うが、やはりオチにまで使ってるから、もうちっと欲しいな。
強烈な個性の割には印象が薄い。
まあ、印象の薄い役の人たちが印象的な映画なのでそれも狙ったのか?
つまり、平凡な人間から見た非凡な人間は、非日常だが、平凡を装った非凡な人間が
見た非凡な人間の日常は、意外にも平凡だったりするわけか、なるほどおもしろい。
でも、映画館まで足を運んで見たいと思う映画ではないなぁ、すくなくとも。
こういうスケールの小さい映画は邦画に向いてるけどね。
三木聡監督といえば時効警察ですが、あれもキャラが立ってたよね。
内容はアレですが・・・。
キャラとテンポが三木氏の魅力だとすれば、やはりTVサイズのほうが合ってるのでは。
水曜日, 3月 26, 0020
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