水曜日, 3月 26, 0020

亀太郎に落書きするな。

先日、深夜に「亀は意外と速く泳ぐ」がやっていたので

録画して観てみた。

平凡な主婦のスズメ(上野樹里)は平凡な日々に飽き飽きしていたが

ある日、スパイの募集チラシを見つける。

早速、スパイの面接に行ってみると、仕事内容は「平凡に暮らす」こと

しかし、いざ平凡に暮らそうとすると、なぜだか目立っていってしまう。

そんな中、スパイとしての最後のミッションが発動される・・・。

と、いった内容。


所謂、不条理コメディ映画のカテゴリー。

平凡さを表現するために、平凡なカットや平凡な町、平凡な商店街

そこに暮らす平凡な人たちを表現するために、非凡な才能が発揮されている。


序盤は平凡すぎて、観るのをやめようか・と思ったが、それがこの映画の趣旨だと

解ったので、がんばってみた。

スパイの募集あたりから面白くなってきた。(岩松了・ふせえりが良すぎます)

と・いうよりこの映画、役者が豪華すぎ。ほとんど舞台俳優じゃん。

やはりコメディは舞台俳優の「間」が絶妙だな・と再認識。


過剰演出があるわけじゃないので、ゆる~く観られるのも特徴。

不条理ものなので不条理なのだが、本当に自由奔放に不条理だな。

例えば、ずっと住んでいる小さな町にあるパーマ屋を初めて見つける、とか

スズメが好きなラーメン屋に親友のクジャクを初めて誘ってみるとか

トイレの排水口にイカが詰まっているとか。

不条理はリアリティがあり、そこに不条理な結果があるからこそ不条理なわけだが

不条理に不条理を重ねると、もうファンタジーだ・それは。(それはそれでおもしろいが)

この作品においては、平凡さの演出がリアリティなわけだが、あともう一押しって感じがした。

でも、あまり説明てきになりすぎると、映画としてのテンポが失われるので

まあ、いいのか。

でも、設定が雑だなって思われかねないので、どーしたものか。


キャラがたってる。うまい。でも、あの尺の中だともったいないくらい魅力的な

キャラ数だな。生かしきれてない。とくにクジャク。

まあ、あまりクジャクが立ちすぎると花とアリスになっちゃうので(ならねーよ)

いいと思うが、やはりオチにまで使ってるから、もうちっと欲しいな。

強烈な個性の割には印象が薄い。

まあ、印象の薄い役の人たちが印象的な映画なのでそれも狙ったのか?

つまり、平凡な人間から見た非凡な人間は、非日常だが、平凡を装った非凡な人間が

見た非凡な人間の日常は、意外にも平凡だったりするわけか、なるほどおもしろい。


でも、映画館まで足を運んで見たいと思う映画ではないなぁ、すくなくとも。

こういうスケールの小さい映画は邦画に向いてるけどね。


三木聡監督といえば時効警察ですが、あれもキャラが立ってたよね。

内容はアレですが・・・。

キャラとテンポが三木氏の魅力だとすれば、やはりTVサイズのほうが合ってるのでは。

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