休みの日に、古本屋や中古ゲームショップを巡るのが趣味のわたくしにとって
時々見つけるすばらしい店は、至上の喜びなのでございます。
その基準はさまざまで、扱ってるソフト・ラインナップ・商品陳列・値段・接客
そのどれかひとつでも突出していてもすばらしいのだが、すべて重なると
まさに神の店といえるだろう。
しかし、この世の中には、そんな基準とは無縁のところで商売をしている店がある。
すべてのパラメーターがマイナス方向に向いている、ブラックホール的な店が。
扱っているソフトは微妙・ラインナップもいまいち・商品陳列はバラバラで見づらい
・値付けは馬鹿・接客は最悪・・・・こういう店にもめったに出会わないものだが
去年、偶然にも見つけてしまった。
友人の話だと、その店は去年の5月頃オープンしたとのことだが、私が入ったのは
10月頃であった。
看板は間違いなく中古ゲームショップなのだが、入ってみてその店の異様さにすぐ気づいた。
入ってすぐ右側にゲーム棚、左に化粧品や香水が陳列してあるのだ。
一瞬、目を疑ったが「・・・まあ、こういう商売もあるのかな」と、一旦自分を落ち着かせて
ゲームを散策。しかし、値段もラインナップも陳列も微妙で、すべての商品を見る気力も
なくなるほどで、なんとかしてその棚の商品をチェックして店の奥に進んだ。
しかし、さらなる衝撃がそこに待ち構えていた。
攻略本・FC・SFCソフトに混じって、駄菓子やフィギア・洋服まで売っているのだ。
そして店の片隅にはスロット台、奥にはアダルトコーナー。
・・・もはや、誰に向けて作った店かわからない。
立ちくらみを覚えつつ、カウンターに目をやると
そこには頭がハゲちらかった疲れた中年男性の姿が・・・。
だが、こちらも幾多の店を渡り歩いてきた男、ここで引き下がるわけにはいかない。
最後の気力を振り絞り、先ほどの棚から見つけたSSソフトをその男に渡した。
すると男は、カウンターの後ろに置いてある「セガサターン」とマジックで書いたダンボール
をゴソゴソとあさり始めた。しかし、一向に見つかる気配も無く、私の気力も尽き果てようとしていた
そのとき、「プレイステーション」と書かれたダンボール箱から、目的の商品が見つかった。
商品をダンボール箱で管理してるのもかなり微妙だというのに、別の箱に入れてたら意味がない。
男は、さんざん待たせた私になんの言葉も無く、即会計。
ちょっと気を失いそうになったよ、僕。
店を出るときには、すっかり疲弊しきったわたくしが歩道で立ち尽くして居たのでした。
めったに出会うことのない、負のオーラを纏った店。
このあと廻る予定だった店をすべてキャンセルして、家に帰ってふて寝したとさ。
あ、その店、次に行ったときには無くなってました。
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