木曜日, 3月 29, 0019

奇跡の店~その2~

どうにも見る商品がない店だったが、なにか気になるので、もうすこし居る事にした。
ふだん見ることもないであろうフィギアなんかも見ちゃったりして、店内を散策していると
カウンターにもう一人男性がいることに気が付いた。
そして、私の予感は的中した。
見たことがある、見たことがあるぞその顔。
頭がハゲちらかった疲れた中年男性・・・そう、以前紹介した伝説の店のオーナーだった。
店を移転していたのだ。
この奇跡とも思えるめぐり合わせに、おそらく私はしばらく間抜けな顔をしていただろう。
なるほど、そういうわけか神(ゴッド)。
どうやらこの店とは、長い付き合いになるらしい。
そんな覚悟を、勝手にしていた私の耳に、二人の会話が入ってきた。
「ねぇ、これの値段っていくらぁ?」と女性店員
「ん~?どれ。・・あ~じゃあ見てきてやるよ」とオーナー
この何気ないやりとりに違和感を感じたのだった。

日曜日, 3月 25, 0019

奇跡の店~その1~

人は、奇跡に直面したときに、どんな表情をしているのだろう。
そんなことを考えさせられる体験を、最近した。
それは、いつものように中古ゲームショップを巡っていたときだった。
移動手段が車の私にとって、駐車場がない・狭い路地にある・等の店は
ほとんど入ることがなく、見つけたとしても横目で見る程度であった。
しかしその日は、大した戦果もなく、このまま帰るには少々手元が寂しかった
すると、私の心中を察したかのごとく、いままで見たことのないゲームショップ
らしき店を発見した。
その店には駐車場がなかったが、今の私には関係ない、まったく関係ない。
強引に近くのアパートの空き駐車場に車を頭から止めて、いざその店へ。
確かにゲームショップだった。期待を胸に、その店の中に足を踏み入れた。
しかし、そのとき違和感を感じた。以前にも同じような感覚を私は体験している。
慎重に、店全体を見回してみると、不安が加速していった。
ゲームのラインナップ・価格設定・商品陳列・さらに、雑貨・洋服・フィギア・18禁コーナー
すべてが、あのときと符合する。
まさかな・・っと、ゆっくりとカウンターに視線をおくると、そこには妙に若作りした女性が
なにやら忙しそうにダンボール箱の中の商品をチェックしていた。
私は、そのときひとつのミスを犯していたのだ。あまりにも似すぎているこの店の雰囲気に
飲まれて、もう一人の人物に気づいていなかった。

水曜日, 3月 07, 0019

伝説の店

休みの日に、古本屋や中古ゲームショップを巡るのが趣味のわたくしにとって
時々見つけるすばらしい店は、至上の喜びなのでございます。
その基準はさまざまで、扱ってるソフト・ラインナップ・商品陳列・値段・接客
そのどれかひとつでも突出していてもすばらしいのだが、すべて重なると
まさに神の店といえるだろう。
しかし、この世の中には、そんな基準とは無縁のところで商売をしている店がある。
すべてのパラメーターがマイナス方向に向いている、ブラックホール的な店が。
扱っているソフトは微妙・ラインナップもいまいち・商品陳列はバラバラで見づらい
・値付けは馬鹿・接客は最悪・・・・こういう店にもめったに出会わないものだが
去年、偶然にも見つけてしまった。
友人の話だと、その店は去年の5月頃オープンしたとのことだが、私が入ったのは
10月頃であった。
看板は間違いなく中古ゲームショップなのだが、入ってみてその店の異様さにすぐ気づいた。
入ってすぐ右側にゲーム棚、左に化粧品や香水が陳列してあるのだ。
一瞬、目を疑ったが「・・・まあ、こういう商売もあるのかな」と、一旦自分を落ち着かせて
ゲームを散策。しかし、値段もラインナップも陳列も微妙で、すべての商品を見る気力も
なくなるほどで、なんとかしてその棚の商品をチェックして店の奥に進んだ。
しかし、さらなる衝撃がそこに待ち構えていた。
攻略本・FC・SFCソフトに混じって、駄菓子やフィギア・洋服まで売っているのだ。
そして店の片隅にはスロット台、奥にはアダルトコーナー。
・・・もはや、誰に向けて作った店かわからない。
立ちくらみを覚えつつ、カウンターに目をやると
そこには頭がハゲちらかった疲れた中年男性の姿が・・・。
だが、こちらも幾多の店を渡り歩いてきた男、ここで引き下がるわけにはいかない。
最後の気力を振り絞り、先ほどの棚から見つけたSSソフトをその男に渡した。
すると男は、カウンターの後ろに置いてある「セガサターン」とマジックで書いたダンボール
をゴソゴソとあさり始めた。しかし、一向に見つかる気配も無く、私の気力も尽き果てようとしていた
そのとき、「プレイステーション」と書かれたダンボール箱から、目的の商品が見つかった。
商品をダンボール箱で管理してるのもかなり微妙だというのに、別の箱に入れてたら意味がない。
男は、さんざん待たせた私になんの言葉も無く、即会計。
ちょっと気を失いそうになったよ、僕。
店を出るときには、すっかり疲弊しきったわたくしが歩道で立ち尽くして居たのでした。
めったに出会うことのない、負のオーラを纏った店。
このあと廻る予定だった店をすべてキャンセルして、家に帰ってふて寝したとさ。
あ、その店、次に行ったときには無くなってました。

木曜日, 3月 01, 0019

いまさら?

先日、マクドナルドに行ってきた。
普通の人には、なんてことない行動だろう。
しかし、私はマクドナルドが、あまり好きではない。
下手すれば年単位で行ってないほどだ。
それならばなぜ?とお思いだろうが理由は簡単。
メガマックである。(いまさら、という感じは否めないが)
どれだけメガなのか、少々興味深いところではある。
発売当初は売り切れ続出で、なかなかお目にかかれる
機会も少なかったが、そろそろ大丈夫だろう・と思い
久々のマクドナルドに足を運んだ。
午前11時30分、カウンターにはおばちゃん。
別に何を期待したわけではないが、何か損した気分だ。
とりあえずオーダだ。
私は久々ということもあり、軽い緊張をしていた。
メニュー表やセットのバリエーションが増えているのもそれに拍車を掛けた。
ここでメガマックを即頼むのは、目の前のおばちゃん店員に「こいつ、さては素人だな」
と、心の中で頼んでもいない別のスマイルを浮かべるに違いない、という確信にも似た
被害妄想にとらわれた私は、しばらく「今日の気分にぴったりフィットしたメニューは
何かな?」と云うかのごとく、店内を軽く見回し、メニューを見た。
十分、ためをつくり、じゃあメガマックのセットで、というような感じでオーダー。
なにが「じゃあ」なのかはさっぱり解らないが、こちらも必死だ。
セットのドリンクはアイスカフェオレをセレクト。しばらくすると目的のメガマックが運ばれてきた。
形崩れ防止のため箱に入っている。うむ、メガを感じさせる演出だ。
アイスカフェオレにストローを挿し、ポテトを2・3本つまんでから、ようやくその箱に手を掛けた。
しかし、開けた瞬間、我が目を疑うような事実に直面した。
ちいさい。
予想よりはるかに小さいのだ。
構成は、パン+肉×2+パン+肉×2+パンである。高さにして約7センチほどか
味には初めから期待するほうが間違いである。この商品の売りは「大きい」であり
「大きく・しかもうまい」ではないからだ。
これでは、ただ食べ辛いハンバーガーである。結局、かぶりつくのはあきらめ
ばらばらにしてから食べました。(これではメガの意味も無い)
私の想像していたものは、モスバーガーの「匠」である。
あれは、値段もびっくりするが、大きさと味にさらなる衝撃をおぼえた。
しかもバーガーなのに食べる為にナイフとフォークを使うのだからな。
まあ、その感動をマクドナルドに求めるのは間違ってるけどね。