水曜日, 11月 11, 0021

紅き手のひらは、何を包む・・・

DARKER THAN BLACK ~黒の契約者~に於いて

好きなエピソードを挙げろ、といわれれば

「災厄の紅き夢は東欧に消えて…」と即答するだろう。

つーか、おれはハヴォックがめっちゃ好きや。

彼女の空白の5年間だけで、長編アニメ作れるくらい好きだ。


史上最悪の能力者とまで言われた彼女が、天国門戦争時に突如失踪

空白の5年間を経て、マフィアに捕まってる所をMI6(イギリス情報局秘密情報部)

により救出、国連機関PANDORAに移送。

その最中、黒(ヘイ)によって連れ去られる。


最終的には、能力を取り戻すことを恐れたMI6に殺されてしまうが

そこに至る経緯も、またすばらしい。


サイドストーリ作るなら、始まりは天国門戦争末期からだろう。

彼女の恐ろしい能力を見せ付ける。そして、その対価の恐ろしさを見せる。

そして、天国門消失に伴い、光に包まれ・・・・目を覚ますと、そこは東欧。

どうやら能力を失ってしまったようだ。

(能力者になる前の設定は記載がないが、個人的には以前からも軍、もしくは国に

飼われている暗殺者だったというほうがいいなぁ)

いきなり今までの自分の生活とは違う世界に放り込まれて、戸惑うハヴォック

行く当てもなく、石畳の街をさまよう。

食べるものもなく、歩き続けると潮の香りが鼻をなでる。

「海をみてみたい」今まで抱いたことのない感情が、疲れきった脚を前に向けさせた。

目の前に広がる大きな海、ここで果ててしまってもいいな、などと考える。


そこで、あの家族との出会いがあるわけさ。

そこでぎこちない生活がはじまる。

はじめての家族、みんなそろっての食事、野菜の収穫、そしてやさしさ

感情をしらないハヴォックが徐々に変わってゆく

この人たちのために何かしてあげたい、子供達にもっとおいしいものを食べさせてあげたい

そう思うようになってきた。


そして彼女は、家族の生活を支えるために娼婦になる。

娼婦としての通り名はDoll


生活は苦しいが、充実した日々を送る。

料理もだんだん上手くなった。

まだぎこちないが笑うことも覚えた。

子供達も笑ってくれる

こんな感情ははじめてだった。


しかし、事件は起きた。

娼婦仲間が薬に手を出して、こともあろうに客に売りさばいていたのだ。

元締めであるマフィアが見逃すはずもなく、その女に手が伸びる。

しかしハヴォックはその罪をみずから被るのだった。

マフィアにつかまるハヴォック。しかしそのとき、ある組織から、ハヴォックの

身柄を買い取りたいという話が持ちかけられた。


ま、脳内あらすじはこんなものか。

細かい設定や、動機付けなどをすれば、かなりいけると思うんだけどなぁ。

でも、ダーカーザン~のファンでもハヴォック好きってのはそうとうニッチだと思うし・・・

水曜日, 10月 14, 0021

今期のアニメ

今期にチェックしてるアニメは以下の通り



DARKER THAN BLACK 流星の双子



とある化学の超電磁砲



バッカーノ!(再)



くらいかな。







新番組は出来るだけ1話だけチェックしてるけど



今回はすげー尖った作品が多いな



「生徒会長の一存」や「そらのおとしもの」「ファイト一発!充電ちゃん」※1



なんかがそうなんだけども



主人公が女だらけの生徒会に入って、ハーレムをつくろうとするものや



やたらセクシー表現の多いものや、殴られると失禁する女の子の話なんて



もう、スカトロ入門偏としか思えないような作品まである。



これを自由といわれてもなぁ



やはり守りたい表現のラインってのを考えないと



社会的なアニメの評価ってのが上がっていかないよなぁ





※1 キャラが「ぢたま某」っぽいなーとか思いながら見てたら、やっぱりぢたま某だった。

月曜日, 10月 05, 0021

なるほど、傑作だ

かなーり以前から気になっていたアニメ



「亡念のザムド」が深夜に放送されていたので



見てみた、その雑感。





世界は戦争状態にあり、大きくは、北と南で戦争をしている。



南に併合されたが、ほぼ中立を保っている先端島から物語は始まる。



先端島に住む主人公アキユキは明るく活発な少年



幼馴染のハルやフルイチと一緒に、楽しい学園生活を送っていた。



ある朝、そんな彼らを乗せた通学バスが突如爆発テロに巻き込まれる



気が付くとアキユキは化け物(ザムド)となっていた。





まあ、こんな導入です。以下ネタバレ。





このアニメは、近年稀に見るほどの傑作だ、と思う。



しかし、誰が見ても面白いと思える類の作品では決してない。



事実、最終話まで見終わっても、内容的にはわからない所が多すぎる。



が、なにか惹かれるものがある。



そんな力があるアニメだ。



キャラクター達は、断片的な真実や、自分の考えを語るにとどまり



この世界の真実や、ストーリーを理解するには



情報量が圧倒的に足りない。



26話の殆どを、人物描写に割り振っている。



この物語を理解するには、常に想像し、考えることを要求される。



つまり、ザムドと同じなのだ。



考えることをやめた時点で、石になってしまう。



これは現代の娯楽のみを追及した作品へのアンチテーゼなのだ。



一部の人から見れば、なんて傲慢な行為なのだ!と言われそうだが



まあ、ごく一部の人に思いが届けばいいなぁ、という事が伺える



PSStorでの配信



まあ納得。

水曜日, 9月 09, 0021

「もやしもん」を読んでみた

最近めっきり新規の漫画の開拓を怠っている

というより、その気力がなくなっている

さらに言えば、今まで買い続けてきたタイトルも

もういいかな・・と考えているくらい

漫画を読まなくなったなぁ

しかし、相変わらず面白い漫画には出会いたいわけでして

という、いかんともしがたい状態な訳です。


そんな昨今、以前から気になっていた漫画に手を出してみることに

それが「もやしもん」なわけです。

タイトルに惹かれたわけなんですが、絵柄には、正直ちょっと抵抗があった

ということで今まで多々良を踏んでいたのですが

なにかのきっかけのきっかけ作りとして3冊同時購入してみた。

(複数冊を買うことで、後戻りは許されない感を自ら演出)

んで1日寝かせて、パラッとページをめくって見ると

んーなんだろ、なんか読みにくそうだなぁ・という印象

ということでさらに2日熟成させてみた


丁度すごーく暇な時間が出来たので、意を決して読んでみることに


お も し ろ い で わ な い か


内容は、空気中の細菌を肉眼で見ることの出来る主人公が、東京にある農大に

入学して、学内の個性あふれる人たちと発酵について学んでゆく・というもの

これだけだと、なんだかお堅い内容だなぁと思われるかも知れないが

たしかに内容は薀蓄の連続でページが進まない進まない・・・

しかし、それを差し引いても余りある魅力的なキャラクター達

そしてその薀蓄をすっ飛ばしても十分に楽しめるストーリー

かわいい細菌達

こりゃぁ名作だわ


とにかく丁寧に作られてるし描かれてる

ネームは多いので一冊読むとめっちゃ疲れるけど

ダイアログのセンスがあるので、むしろ1冊のボリューム感がうれしい

話の構成、人物の行動と、サブキャラクターをさりげなく配置するその上手さ

そしてミス農大の武藤のぞんざいな扱われ方が堪らない


物語の大きな山は5巻と8巻

5巻で長谷川研究員に萌え

8巻で加納と武藤に惚れる

そんな内容


久々に、読んだ後に自分の中に何か残る作品だった


あと、キャラクターの目の描き方が木城ゆきとに似ているなぁ

日曜日, 7月 26, 0021

ドラクエQ

色々な意味で話題のドラクエⅨ

まあ、このゲームに関しては触れていないので

鳥山明のキャラクターデザインに関して思ったことがあるのだが

女性キャラは、いいかんじなのに

男性キャラは、どうしてこうもよろしくないのか

男キャラは描き飽きたというのか?

主人公はいいんだけど、サブキャラたちが・・ね。

でも、相変わらずじーさんキャラはうめー

水曜日, 7月 01, 0021

おやすみプンプン

なんだろ、今回の巻で作品として失速しているように感じた



これはおそらく自分だけなのかもしれないが



そう、感じた



その理由は、いくつかある。



いままでは、主人公を記号として表現することで



ストーリーの悲劇性やカオスな感情を読者にフィルターを通して



真実を伝えていた。



それは画期的なことで



いままでの「漫画として踏み込みづらかった感情表現」を



みごとに獲得した。※1



しかし、そのフィルターをもってしても



隠し切れないほどの、悲劇的展開によって



おおよそ直視できない事態に陥った。



人間の暗部にスポットを当てて、「これがお前達の正体だ!」と



いわれている気がして、正直めいる。※2





※1 直視できないような、ストーリー展開も記号としての主人公をフィルターとして

配置することで、読者に「何か」を伝えようとしている、そのシステムは賞賛に値する。



※2 気がするのではなく、言われてる。めいる。





古谷実の作品でもそうなのだが、ひたすら暗い部分を、ひたすら見せ付けられても



それは、娯楽としての機能ではない。



そういったモノへのアンチテーゼとして配置しているのはわかるが



それを可能にしていた、主人公の記号化をスポイルしてしまうストーリは



もはや説教だ。



おそらくは、徐々に読者を慣らしていって、感覚を麻痺させて・・・というのが



狙いだったのだろうが、みごとに当てがはずれた。


しかし、時間経過の速さはすばらしい。


おそらくコンセプトや進行にぶれがないからだろう。


各エピソードが短いというのは、漫画を読み進める上で、非常にテンポがいい


なぜなら、そこで一息つけるからだ。


ドラゴンボールだって、各エピソードは驚くほど短い。


でも、脳内で思い出してみると長く感じる。


それって、内容や描写の密度の濃さなんだろうなぁ。

金曜日, 6月 26, 0021

エヴァンゲリヲン 新劇場版 「は?」

エヴァンゲリヲン新劇場版:破を見てきた

その雑感


内容は、TVシリーズ第8話「アスカ、来日」から第19話「男の戦い」まで

今回は新キャラクター「マリ」の登場が注目される。

前回「序」では、TVシリーズのディティールアップ版という側面が強かったが

今回は、いよいよ物語に変化が現れてきた。

それぞれのキャラクターの内面の変化や、関係性の明確化が図られている

ドラマがより、わかりやすく、演出も緩急をつけて、見るものの感情をコントロール

している。

それは、TVシリーズを見ていない人の為、という側面もあるだろうが、

多くはファンサービスともとれる。

秘める感情がなくなった分、底は浅くなった感は否めないが

それでも見ていて楽しめるレベルだ。


今回は、歌がそこかしこに配置されていて、それが状況を表していたりするわけだが

マリの歌う「365歩のマーチ」以外は、あんまり画の雰囲気にマッチしていなかった。

カヲルがセントラルドグマに降下する際に流れたベートーベン「歓喜の歌」ほどの衝撃はないな。


もう一度見たいと思えるシーンもOP「マリ出撃」のシーンだけだな。

とにかく掴みはよかった。

中盤は、エヴァ特有のほのぼのとシリアスの混在する内容。

後半は、「命の選択を~男の戦い」なので、語らずともわかりますよね。

そしてラスト、エヴァ暴走から、まさかの前劇場版の匂いがしてきて、

「まじか!?」と庵野に苦情の電話を掛けようと思ったら

カヲルの最後の一言で、受話器をそっと置いた。

この映画は、最初と最後に尽きるかな、自分にとっては。


マリも今回は顔出し程度だったので、次回作でようやく本領発揮でしょうな。

あと、坂本真綾の評価が年々高くなってきているなぁ、自分の中で。

細かいストーリーテリングに関しての意見は3部作すべてを見てからじゃないと

なんともいえないので、そこは省略。

でも、物語の緩急の付け方や、ストーリーの圧縮には成功していると思います。

次回作「Q」も見ることになるんだろうなぁ。