今クールからアニメ放送が始まった あだち充の「クロスゲーム」を
読み始めた。
久々のあだち作品。
いや~いつもと変わらない手触り。
もう伝統芸ですね、これは。
この安心感は、あだち充お約束の「野球・ラブコメ」からくるものだが
それだけでなく、1巻から10巻まで読んで、思ったが
絵柄の安定性からくるものだなぁと実感。
なんせ、1巻からキャラクターの線に変化がない。
ベテランだから当たり前の話だが、それでも普通はキャラクターの書き方や
ラインの変化は多少あるものだ、がそれがほとんど無い。
内容は「あ~第三野球部かぁ」と雑感。
あとは、いつものラブコメなのだが、今回は「永遠のヒロイン」を設定していることが
新しい(さすがになんか無いとねぇ)
主人公にベタ惚れだった女の子を序盤で殺してしまうことで、これからの恋愛が
どうなるのかが見所。
そしてヒロインは、死んでしまった女の子の妹。
主人公とヒロインはすこぶる仲が悪い(ほぼ一方的にヒロインが主人公を嫌っている)
これは、「虹色とうがらし」や「ラフ」でも見られた、あだち充のテンプレ。
まあ、普通なら物語が進むにつれて、ヒロインが主人公を徐々に認めてゆき
ライバルの出現によって、自分の本当の気持ちに気づく・・・・的な感じなのだが
今回は、「死んでしまった自分の姉」の存在があるので、素直にそこまで辿り着けない
当然、物語の途中で、二人の関係のテコ入れとしての新キャラ投入なんかも行われ
ん~いい感じの関係になりつつあるなぁと思っているが
その壁をいかに越えるか、が今回の最大の見せ場だろう。
それには、姉のことを良く知る人物の助言や、さらなる新キャラの投入が必要となってくる
と思われるが、10巻でこのペースじゃ、全何巻になるんだ?
あとは、空気読みすぎな脇役※1や、わかり易いライバル出現※2など、いつものあだち漫画です。
しかし、今まであだち作品を読んで、この人の漫画の描き方は判ってる筈なのに
なぜ読んでしまうのだろうか?
だって、物語の意外性なんて皆無だもんなぁ。
どーせ、主人公とヒロインは結ばれるわけだし
しかし、どういう経緯でってのが今回の肝か
いや、むしろ結ばれないエンディングだったとしたら、かなり新しいかも。
きっと、毎度毎度読んでしまうのは(読み返すことは滅多にない)
おそらく、そういうお約束を安心して享受したいからなのかなぁ。
※1 こういう存在がいるからこそ、物語がテンポ良く進むんだなぁ。
※2 すごい空気なんですけど。大丈夫?オッツダルヴァに怒られるよ?
追記:2009,4,24
13巻まで読了。
う~む、まさか新キャラがこんなんだとは・・・。
発想的には許容できるけど、10巻以降のテンポが悪くなってきてる。
これは明らかに、新キャラの登場に伴う、すり合わせと状況確認に
時間が掛かってる。
今後の展開が、この停滞した物語をバネに出来るほどのものなのか・・・。
つーか、描くの飽きてません?
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