金曜日, 7月 28, 0018

いつの間にか、眠ってしまった。

窓際の風鈴が、外の風を教えてくれる。

しばらく天井を見つめ、それから畳の跡の付いた手を眺める

夕方の5時30分。

部屋には微かに夕日の色が残る。

「その光を辿れば、なくした時間を取り戻せるかな」

などと 考えては、笑う。

空(カラ)の冷蔵庫は、僕の渇きを潤せない。

しかたなく、ズボンを履き、財布を持って玄関でサンダルに足を入れる。

玄関のドアを開けると、生ぬるい空気に包まれる。

瞬間、懐かしい気持ちがほほを撫でた。

「そうだ、夏祭りだ」

その言葉が、ピッタリと心のパズルにはまり 、僕は思わずニヤリとした。

火曜日, 7月 18, 0018

ハイキョスキー博士の愛

オススメの廃墟写真集は?と、聞かれると「軍艦島~眠りの中の覚醒~・雑賀雄二」を挙げる。
私にとっての「廃墟」とは、物語である。繁栄を極めた時代の残り香である。
この写真集には、そこで生活していた人々の物語が見えてくる。
まさに住人の視線そのものである。
壁の落書き。端島小中学校の教室に飾られている、生徒の美術作品。
社員社宅マンションの壊れた窓から見える荒々しい海。
(写真を)見ている自分が、それを見たり触れたり出来そうなくらいの距離感。
すばらしいです。